回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟とは
病気やケガなどで急性期の治療を受けたあと、
在宅復帰や社会復帰を目指して
集中的にリハビリテーションに取り組むための病棟です。
リハビリテーションは1日最大3時間、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が
患者さんの病状に合わせて行います。
必要時には医療スタッフがご自宅を訪問・調査し、退院後の生活を見据えたリハビリテーションを提供します。加えて看護、介護スタッフが起床時から就寝までの間、食事や着替え、入浴、排せつなどの日常的な動作のサポートを行います。
また、退院後の生活支援を医療ソーシャルワーカーがお手伝いします。
入院から退院まで
1入院
急性期病院などからのご紹介やご家族からお申込みいただき入院になります。入院後はメディカルチェック(入院時の全身評価)を行います。
2リハビリの計画と実施
医師の指示のもとに患者さんに適したリハビリテーション計画を立案します。入院後約1週間で再評価を行い、1日最大3時間のリハビリテーションを実施します。
3検討会(カンファレンス)
月に1度は患者さんと関わる職員が集まり、患者さんの状態、リハビリテーションの進み具合、問題点などを報告します。そして、今後の訓練や支援の方針、方法について検討します。原則として検討会にはご家族にも参加していただきます。
4退院
在宅生活や施設での生活が円滑に行えるよう、介護サービスの準備、家屋調査、施設職員との情報交換や担当者会議などを外部施設の方やケアマネージャー等も交えて進めていきます。
藤田病院のここがすごい!
経験豊富な
リハビリスタッフ
回復期リハビリ病棟を
立ち上げて20年
200坪以上の開放的な
リハビリ室
対象疾患・入院期間
対象疾患 | 入院期間 (上限) |
---|---|
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後の状態、または義肢装着訓練を要する状態 | 150日 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷 | 180日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または2肢以上の多発骨折の発症後または手術後の状態 | 90日 |
外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後 | 90日 |
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後 | 60日 |
股関節または膝関節の置換術後の 状態 |
90日 |
※60日から最大180日まで疾患によって異なります。
入院対象者
- 脳梗塞などの脳血管疾患の方
- 手術や肺炎等の治療により廃用症候群を引き起こしている方
- 大腿骨や骨盤などの骨折の方
入院問い合わせ先
地域連携室
086-943-6558